節電対策に効果のある家電情報

ミニクリプトン電球との置き替えに最適

LED電球というと、形状やサイズが一般白熱電球に似た一般電球タイプをイメージすることが多いが、消費電力が小さく、寿命が長いというLED電球のメリットを、一般白熱電球との置き替えだけに利用するのではもったいないと、近年、小形電球タイプのLED電球も製品化されるようになった。これはミニクリプトン電球との置き替えに最適なもので、一般電球タイプがE26口金なのに対して、小形電球タイプはE17口金になっているのが、いちばんの相違点だ。
 小形電球タイプが広く市場で注目されるようになったのは、昨年の秋くらいからだ。一般電球タイプもそうだったように、小形電球タイプも形状とサイズは重要な問題で、ミニクリプトン電球に肉薄しないことには置き替えがスムーズに進まない。この課題をクリアし、大手の東芝、パナソニック、シャープに加えて、ツインバード、アイリスオーヤマなどからも独自の製品が登場したのが、昨年の秋くらいだったというわけ。現在、電飾用を含めると製品数は50以上を数えるほどに拡大し、一般電球タイプと桔抗する勢いで小形電球タイプもLED電球市場を活性化している。
 小形電球タイプといえど、一般電球タイプのメリットは、ほぼそのまま踏襲している。例えば、消費電力は、ミニクリプトン電球40ワット形と同等の明るさを、LED電球は5〜6ワットで実現する。約1/7の電力だ。
 寿命も長い。ミニクリプトン電球の約2000時間に対して、LED電球は約4万時間。ミニクリプトン電球は1個300円弱、LED電球は1個4000円弱なので、単位時間あたりの製品コストはLED電球のほうが安く、しかも日々の電気代も約1/7に抑えられるため、単純に試算すると、1灯当たり、年間約3000円も得することになる。遊園地やテーマパークなどの電飾ディスプレーがこぞってLED電球に置き替わっているのは、こうしたコストダウンのメリットを追求しているからに相違ない。  先月号の本連載では、一般電球タイプを取り上げたので、既読の方は、おさらいのつもりで読み飛ばしていただきたいが、LEDは半導体なので、スイッチを入れた直後から100%の明るさで点灯するとか、低温特性に優れるため、寒い冬でも明るさが落ちないとか、スイッチのオンノオフに強いので、長期間にわたって安心して使えるなどの特徴もある。
 また、LEDの光には、赤外線がほとんど含まれないため、光に当たっても無くなることはなく、夏季は冷房コストを抑えられる。紫外線の放射もほとんどないので、インテリアやカーテンが焼けたり色あせるせたりすることもない。

ほとんどの製品が密閉形器具に対応

 小形電球タイプの口金はE17だ。これは、ミニクリプトン電球の仕様に合わせたもので、一般電球タイプのE26より口径が小さい。見た目は小形でも、一般白熱電球と同じE26口金を採用している電球も多いので、置き替え時には、必ず口金サイズを確認してほしい。E26口金には一般電球タィプ」、E17口金には「小形電球タイプ」のLED電球を使用するのが基本だ。
 本体サイズも、チェックが必要だ。ミニクリプトン電球は、通常、最大径35ミリ×全長67ミリだが、LED電球の中には、これよりサイズの大きいものがあるため、場所によっては置き替えられない場合がある。器具などで囲われているときは、内寸法などをしっかり確認しておきたい。
 小形電球タイプは、一般電球タイプと異なり、明るさは最大でミニクリプトン電球40ワット相当。したがって、発熱量はそれほど大きくなく、ほとんどの製品が密閉形器具で使用できる。ただし、シャンデリア電球タイプ、電飾ディスプレー用など、デザイン性を重視するものは、密閉形器具に対応しないものがある。使用する場所に合わせて、対応/非対応を確認することが大切だ。  また、以前は調光器で使えない製品が多かったが、最近は、対応製品が増えてきた。調光器を持つシステムにLED電球をセットするときは、必ず「調光器対応タイプ」を選ばなければならない。
 光の色合いは、一般電球タイプと同様、「電球色」と「白色」があり、通常、この2種類から好みのほうを選べる。ただし、「電球色」はそれほどではないが、「白色」は、メーカーによって微妙に色合いが異なり、今回の製品の場合、「昼白色」をうたう東芝はやや緑っぽく、「昼光色」をうたうパナソニックは、やや青っぽい。シャープは、「昼白色」をうたうが、光りぐあいを実際に見ると、東芝とパナソニックの中間的な色合いだ。
 なお、シャンデリア電球タイプは「電球色」のみ。電飾ディスプレー用では、赤・青・黄などカラフルな色をそろえている場合がある。

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